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松江 秀明; 米澤 仲四郎
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 262(1), p.49 - 55, 2004/07
被引用回数:9 パーセンタイル:52.57(Chemistry, Analytical)これまでに原研JRR-3Mの冷及び熱中性子ビームで測定された即発線分析用のk係数のうち、中性子スペクトルの影響が無くPGAによる分析が有効な24元素について合計81本のk係数の推奨値を統計処理により求めた。得られたk係数の推奨値から正確なデータが得られている原子量,同位体存在比,熱中性子断面積を使用し、即発線放出率のデータを求めた。得られた線放出率をENSDFと比較した結果、両データの標準偏差はENSDFに近年の測定値が反映されたCaまでの軽元素では10%とよく一致したが、古いデータが含まれる重元素では40%と大きな違いが見られた。
米澤 仲四郎; 松江 秀明
ぶんせき, 2004(2), p.75 - 82, 2004/02
比較標準試料を用いることなく、1または数個の中性子束モニターによって多元素を定量する法が中性子放射化分析の定量法として注目されている。法は中性子束モニターと元素の放射化に関与する核データを複合した係数を使用して多元素を定量する方法で、中性子照射場と線検出器を校正することにより4%の正確さで定量することができる。本稿では、法の原理,分析方法、そして現状を紹介する。